(企画1) 安心・見守り買物カート
地方では、JRの駅周辺であっても人影は少なく、お年寄りが買物カートを押しあるいは引張って歩く姿を見かけます。家に帰っても誰もいないのでは・・・と思ってしまいます。都会では、スーパー入り口に何台も置かれたショッピング・カートが目に付きます。
「スーパーの店内でも使える買い物カート」が必要です。高齢者にとって店内で自分のカートが使えないというのは大問題ではないでしょうか。腰や肩や膝に負担をかけます。近所にスーパーがあっても、「買い物難民」です。
外出の際にはカートを折りたたんで軽快に、店内ではカートを広げてカゴを載せ、買い物がおわれば、再びカートを折りたたんで軽快に。
折畳み椅子が、ショッピング・カートに丁度良いと思いました。座面はカゴを載せるぐらいの大きさですし、車輪をつければ高さもスーパーのレジ台に合わせることができます。
レジ台とバリアフリーにします。カゴを押すだけでレジ台に移動できる。取っ手に大きな財布がついているので、支払いが便利です。お釣りは、財布の底に硬貨をザッーと落とします。お札とレシートは内ポケットに差し入れます。
写真は寄せ集めの材料でつくった試作機です。フレームの間からレジ袋ごとバッグにいれられます。 折りたためば、バッグが前輪の間から出て、二輪の買い物カートです。フレームはスライドしてコンパクトになります。
特徴はカゴ台がパイプでできていることです。カゴの滑り落ちを防止します。レジ台に移す際には、カゴの端を持ち上げてパイプの上に乗せます。そしてカゴを押すだけです。レジ台と多少の段差があっても、カゴの移乗(カートからレジ台、レジ台からカート)が簡単で楽です。
右下の試作品の写真(斜め上からのアングル)よりも実際には安定感があります。
これでスーパーの店内でも使えて、外出中は常に持ち歩けます。 「どこへも買い物カート」です。(実用新案3172443号) 家に着いたら玄関でバッグをはずします。 バッグを持って冷蔵庫の前に。 ・カゴを簡単にレジ台に移動できます・・・レジ台とバリアフリー ・カゴから直接カートのバッグに入れられるので、・・・エコ・バッグに ・大きな財布がついているので、・・・会計にモタモタしない ・財布バッグがカートについているので、・・・引ったくり防止 ・財布には買物リストを入れる外ポケットを・・・買い忘れ防止 ・情報発信端末・GPSなどで・・・安心・見守り機能 ・スーパー・コンビニとのネットワーク化
スーパーにとってもメリットは大きい。入口に何台も買い物カートを置かれると美観を損ない、防災上も問題です。盗難にあった高齢の常連客に対して、「置いとくのが悪い」とはいえません。
高齢者を見守る機能を付けます。
・今日も買物カートを使って外出していれば、 「元気にやっている」安心です。 ・昨日も今日も外出がなければ、 「身体の具合が悪いのでは」電話する。 ・夜になっても買物カートが戻らなければ、 「緊急事態発生か」すぐに電話! 近所にも
高齢者を見守る機能は、多くの企業が提案し商品化しています。例えば湯沸しポットの使用状況、ガス・電気・水道の使用状況、トイレにセンサーをつける等があります。また衣服にGPS機能をつけるものもあります。
「毎日、外出している」が、元気な証拠で一番安心できます。端末を買物カートにつけるだけで、遠隔地に住む家族の携帯電話に、「元気で暮らしている」という情報を提供することができます。 (特開2006-335338)
【お知らせ】 川崎市主催の福祉製品アイデアコンテスト2010 にて優秀賞を受賞しました。
(企画2) 被災地の避難所には、「大の字寝袋」
災害時の避難所用の寝具の開発が緊急の課題です。天災とはいえ、被災者に長期間劣悪な環境で生活させることは許されるものではありません。家も家財道具も失い、底冷えのする体育館に布団や毛布を敷き、多くの被災者は地震のショックで感情も失ったようです。無遠慮にテレビカメラを向けられても怒ることもできません。
避難所生活が長期間になっても、寝相を気にせず「大の字」になって眠れ、中で着替えもできる、こんな寝具があれば、被災者の身体的・精神的な負担は大きく軽減できるはずです。寒冷な時期、高温多湿な時期にも対応し、被災者のプライバシーにも、就寝中の貴重品保管にも配慮した寝具(寝袋)が緊急に求められているのではないでしょうか。
弊社は、快適に生活できる防災用 「大の字寝袋」 を提案します。
この寝袋は、側面のファスナーを開けてシーツを広げることにより 「大の字」になって眠れる ものです。 冬には保温力を高め、夏には通気性を高め、貴重品袋もあって快適に就寝できます。
1)構成: ・寝袋と2枚のシーツで構成 ・側面がファスナーで大きく広げられ ・寝袋内部には、貴重品袋を 2)使用法: ・春・秋季は、ファスナーを開けシーツを広げ「大の字」で ・夏季は、上掛けを取り外し、通気性よく「大の字」で ・冬季は、シーツを中に入れファスナーを閉める。普通の寝袋。 3)効果: ・「大の字」になって快適に眠れること。 ・蒸し暑い夏でも、底冷えする冬でも利用できる。 ・寝相を気にしなくて良い。 ・寝袋の中で着替えができる。 ・シーツの表裏・上下を換えて、1ヶ月位は衛生的。 ・貴重品の盗難の心配をせずに安心して就寝できる。 ・真空圧縮すれば保管に場所を取らない。 ・圧縮袋(ビニール)は保管袋やゴミ袋になる。
まだまだ改良が必要ですが、ともかく避難所用の快適な寝具を小中学校・公民館・事務所・家庭で備えるべきではないでしょうか。
(企画3) 安心30リットル
震災時に一番大切なのは水です。飲料水・炊事用水・トイレ排水を2日分位は備蓄したい。そこで「安心30リットル」です。この企画は、「安心30L」とも表示されます。家庭で、30リットルの新鮮な水道水を常備しようというものです。地震対策と火災対策です。
風呂の洗い場に左図のポリタンクです。風呂場の蛇口から給水できます。水を流すには横のキャップを開きます。残った水で、タンク内を揺すって洗い流します。そしてまた給水です。
入浴中に簡単に、ポリタンクの水を入れ替えることができます。身体を洗いながら排水して、湯舟につかりながら給水する。
ホームセンターで売られている防災用ポリタンクには、なぜキャップが上部にしか付いていないのでしょうか?水の入れ替えは大変だし、どこに保管して、どのように使うのでしょうか?「安心30リットル」には取っ手は付いていません。満水時には抱きかかえて運びます。防災対策ですからカッコウは関係なし。
a) 地震対策
大地震が発生して断水したときに、30リットルの水は貴重です。3日に一度の交換であれば新鮮な飲料水です。1週間に一度の交換であっても、そのまま飲料水になるはずです。無精者家族の1ヶ月に一度の交換でも、調理・洗濯・トイレ・煮沸して飲料水など役立ちます。給水車が来るまでの2-3日はサバイバルできます。 各家庭で「安心30リットル」、何よりも重要な震災対策ではないでしょうか?
b) 火災対策
火災が発生したら、ポリタンクごと火元に投げつけます。30リットルは30キロ、かなり重い。しかし「火事場の馬鹿力」、いざとなれば、できるはずです。重くて抱きかかえるのが無理だと思えば、消火はあきらめ避難です。火元に投げつけても消火できなければ、手遅れですから避難です。 判断基準は単純ですから、あれこれ迷って逃げ遅れることはありません。
どの家庭でも簡単に実行できる防災対策です。毎回30リットルの水を流すのはもったいない・・・有効利用は?・・・それは防災対策をしっかりしてからの問題です。 湯舟につかりながら「地震や火事でも安心だぁ~」と癒されます。
(企画3+)安心30リットル節水型
とはいっても毎回30リットルを流すのは、もったいない。そこで「安心30リットル節水型」です。
それほど複雑になったわけではありません。 ①石鹸・シャンプーを入れる台を置き、 ②ホース付きのキャップにしただけです。
水道蛇口につなぐホースと浴槽に流すホースです。台に載せるので浴槽との高低差は小さくなりました。水道の水圧でポリタンクの水を浴槽に押し出します。数分で新鮮な水と入れ替わります。
これで次の効果があります; ① 水の有効活用 ② 洗い場が広くなる ③ 火災時に抱きかかえやすい(ホースがジャマですが)
シンプルな「標準型」とホースが付いた「節水型」です。誰でも考えつくアイデアですが、誰もやっていない(?)防災対策では、と思うのですがいかがでしょうか?
(企画4)震災への備え・・・ くっ靴ハンガーで、置き靴
東日本大震災で首都圏の住民が経験したことは、電車が全て止まり鉄道会社の「再開の目途がたちません」というアナウンスです。そして自宅に向けて歩き出した人達で、郊外に向かう幹線道路の歩道は溢れました。
渋滞する箇所もありましたが、歩く速度は速く整然としていました。紳士靴に比べ婦人靴は歩くには不向きですが、女性が速い速度で長距離を歩き続けることには驚きました。ひたすら歩き続けました。しかし大変な苦痛であったと思います。
震災対策として、職場にスニーカーを備えることが必要です。とはいっても、ロッカーが狭くスニーカーを置く場所に困ります。そこで当社が開発し販売している 「くっ靴ハンガー」 です。
机の奥に吊るし、スニーカーを掛けておきます。吊るしているので床掃除のじゃまになりません。 地震が発生したら机の下に逃げ込みます。そこにスニーカー。 地震がおさまれば椅子に座ってスニーカーに履き替えます。 エレベーターが動いてなくても電車が止まっていても、早足で歩いて帰れます。(帰宅困難者対策) 海に近ければ、高台に向かって避難します。(津波対策) 靴を履き替えれば、子供や高齢者をおぶって避難できます。 地震に備えて、置き靴
ベッドにも、くっ靴ハンガー ・・・深夜の停電時、室内であっても素足は危険です。
「レジ袋に靴を入れておけばよい」というご意見があります。しかしそれでは忘れた頃に地震が発生するのでは?くっ靴ハンガーにスニーカーを掛けて飾っておくことが震災への備えとして有効ではないでしょうか?
特に公務員の方々には、この 「くっ靴ハンガー」 を利用して頂きたいと思います。机の奥には、書類の詰まった段ボールではなく、スニーカーを!!震災発生時に迅速に被災者支援ができます。 やまさき企画 net ショップ http://www.yamasaki-kikaku.jp 販売中 「くっ靴ハンガー」 1,260円 (税込み)
【お知らせ】 静岡県地震防災センター(静岡市) にて 「くっ靴ハンガー」を防災用品として展示しています。 震災への備え・・津波からの避難 (意匠登録)
(企画5) 視覚障害者にも、「携帯ナビ杖」
視覚障害者が、白杖だけを頼りに外出されているのは誠に気の毒です。なぜ「白杖だけが頼り」なのか!!弊社は、ますます進化する携帯電話の機能を白杖に応用できないかと考えました。「携帯ナビ杖」です。
この主旨は、白杖自体をパソコンと考え、杖の握り手部分をマウスの形状とし機能を付け、杖を地面に当て左クリックすれば、足元の地面に26インチの仮想モニターを表出させ、視覚障害者は、杖からの触覚にて位置情報などを得ることができるというものです。
例えば最も初歩的な情報として、「方角」を情報提供します。仮想モニター上に、線ブロックを表出させ、この方角が南北を表します。そして北側には点ブロックを表出させます。これにより視覚障害者は、方向感を失うことはないと考えます。(勿論、北を示す矢印↑でもよいのですが)
これから更に発展させ、仮想モニター上に、触地図(国土地理院が開発しwebにて提供している)を表出させたり、あるいは検索機能を付け、「駅」と点字入力・検索すれば最寄りの駅の改札口の位置が表示され、これをクリックし確定させれば、杖を通して知覚できる仮想の点字ブロックが表出され、視覚障害者を改札口まで誘導することができます。
「トイレ」と点字入力・検索すれば、周辺のコンビニや公共施設などのトイレの位置を仮想モニターに表出させ、クリックすると、目的地として誘導する仮想の点字ブロックを表出させてはいかがでしょうか?
白杖が、バーチャルリアリティーの世界を創りだします。これにより視覚障害者は、どこにも安心して楽しく外出できるのではないでしょうか。
そして「お帰り」機能です。5年前に買ったカーナビにも付いている機能です。これをクリックすると、女性の声で「自宅に戻ります。所要時間は約30分です。途中、信号機のある交差点を2ヶ所渡ります。」という音声が流れます。次の瞬間、仮想誘導ブロックが足元に現れます。そして「自宅に到着です。お疲れ様でした。」 カーナビには、当たり前についている機能です。
点字ブロックは、視覚障害者にとっては非常に大切なものですが、一方、車椅子の方には負担となり高齢者が躓く危険も指摘されています。また美観の問題もあると言われております。杖からの触覚で知覚できる仮想点字ブロックで、これ等の問題の全てが解決です。そして視覚障害者に「どこにも点字ブロック」となります。
この「携帯ナビ杖」で電話もメールも何でもできます。視覚障害者とは点字メールの送受信です。晴眼者とは自動変換機能(点字⇔文字)でメールの送受信です。勿論、添付ファイルもOKです。携帯ナビ杖をつかって写真や動画の音声録画もできます。
(特許登録第5031413)
(企画6) 後部座席には、「一点式シートベルト」
自動車の後部座席に座ってシートベルトを掛けたことがありません。他人が掛けているのも、殆ど見たこともありません。後部座席でシートベルトを掛けると、運転者に対して「運転が下手だ」と言っているようです。後部座席であってもシートベルトは掛けた方がよいと分かっていても、面倒なので殆ど誰も利用せず、利用しようとすると「運転が下手だ」という意思表示となるということは、由々しき問題です。
2点式・3点式シートベルトは、長時間利用するには窮屈・不自由であるし、短時間利用するには面倒です。どんなシートベルトであれば、利用されるのか考えてみました。やはり着用することによる安心感が、着用に伴う手間や窮屈さに勝っていなければならないと思います。
そこで、「一点式シートベルト」です。車内空間の安全性、座席背面の素材や形状の安全性が高くなっているのですから、衝突時にはシートベルトだけで安全を確保するのではなく、前席背面に身体をぶつけて衝撃を吸収してはどうか。顔面や胸部ではなく、肩や上腕をぶつければ、身体へのダメージは少ないのではないかと思います。
このためには、シートベルトも2点式や3点式ではなく、1点式つまり腰や太ももを巻いたベルトは、側面1点だけを車体と繋げれば、衝突時には身体は半身となり前方座席の背面にぶつかります。柔道の受身です。金属製のバックルも必要なく、シートベルトの構造を簡素化できます。
まとめると次の通りです。
・簡単にシートベルトを着用できる。引っ掛けるだけ。 ・一点式なので衝突時には搭乗者の身体は横向になる。 ベルトが支えるのは腰の側面。身体は車外に飛び出ない。 ・尻に敷く部分は、マジック・テープなどで座席に固着させる。 ・衝突時の衝撃は次の通り3段階で吸収される。 テープが剥がれ、ベルトが腰片側を引付け、前席に肩・上腕を。 ・金属製の大きなバックルは、不要。構造がシンプル。 ・妊婦のシートベルト着用も促進。ベルトは腹部でなく大腿部。 ・小学生にも、身体にあわせて調整しやすい。幼児バスにも。
幼稚園バスには、このシートベルトを装備して欲しいと思います。園児でも簡単に着脱できます。運転手さん「みんなシートベルトつけた?」 園児「は~い!」楽しい会話で安全指導です。
シートベルトには、プリテンショナーという衝突時にベルトのたるみを巻き取る機能があります。1点式シートベルトにもプリテンショナーをつけ、装着には余裕をもたせ、衝突時には強力に巻き取り、腰を引きつけ身体を横向きにし、肩と上腕を前席の背面にぶつけます。全身が衝突するのではないので、前席をなぎ倒すことはないと思います。
シートベルトは、いうまでもなく自動車産業にとって基幹となる安全性能技術です。「後部座席に1点式シートベルトは、どうか?」などと提案することに躊躇します。しかし、シートベルトは罰則を設けずとも、安心感を与え利用されるものでなければならないはずです。 (特開2007-204024)
(企画6+) 新幹線にも、「一点式シートベルト」
「YS-11の設計者であられる木村秀政博士から直接に伺ったことだが、新幹線走行中のスピードは、着陸離陸時のジェット機のそれにほぼ匹敵するそうである。ことばをかえれば、時速2百数十キロで走行中の新幹線の翼を与えてやれば、空中に飛び上がってもちっともおかしくない、というわけだ。そのように速い乗物の座席にベルトがついていないのが解せませんね、と木村博士はおっしゃっていた。」(井上ひさし氏エッセイ集「我輩はなめ猫である」集英社文庫)
この本を読んでから、新幹線に乗車中、「今、事故が起きると乗客全員が車両の前方の壁に激突するのではないか?」と思うようになりました。「前席の背面をつかんでも無理だろう」「前席の背面に膝をあてて支えようとすると、かえって膝が支点となってテコの原理で簡単に前方に飛ばされる」などと考えてしまいます。結論として、「一瞬にして身体を横に倒し、身体全体で前の座席の背面にぶつかる」ことしか助かる道はない。しかしこれでは、ゆっくりと景色を見ることも本を読むこともできません。
新幹線の座席にも、1点式シートベルトを提案します。1点式シートベルトという言葉があるのか知りませんが、腰・太もも部分を回したベルトと座席とを一本のロープで繋げたシートベルトです。装着方法はロープにひっかけるだけ。衝突時には、身体を横向きの姿勢にしてベルトは腰と太ももを支え、肩と上腕を前席の背面にぶつけて衝撃を吸収するものです。
コンセプトは、「死傷者多数」の事故を「軽傷者多数」の事故にすること、「重軽傷者多数」の事故を「軽傷者数名」の事故にすることです。
「意外と怪我人が少なかった」事故にするため、携帯用一点式シートベルトを検討中です。これがあれば弁当を食べながら景色を楽しむことができます。
(企画7) 楽な姿勢で読書 「ほおづえ読書スタンド」
「趣味は読書」の方々にとっても、読書はかなり疲れるのではないでしょうか?
両手でページを押さえ、肩をすぼめて首を前傾させての読書は、肩がこり首が痛みます。
「ほおづえ読書スタンド」(書見台) があれば、 頬杖ついたり、腕組みしたり、コーヒーを飲みながら 楽な姿勢で読書ができます。 電話が鳴っても、お風呂に入っても、ページを開いたままで、 すぐに読書が再開できます。
ほおづえ読書スタンドで、・・読書の秋
小社ネットショップ http://www.yamasaki-kikaku.jp にて販売中です。
(企画8) 「ほとんど回収」排泄物処理装置
制作中
(企画9) 「子どもの安全」は、障害者が守る!
多くの小学校では、子供達に無償で防犯ブザーを配布しています。しかし最初はランドセルにぶら下げていても、しばらくするとランドセルの底や内側に埋もれてしまいます。
また防犯ブザー自体の不具合も指摘されています。 「防犯ブザーを約5千個購入したところ、約1千個が故障したので原因を調べてほしい」とのテスト依頼があり調べたところ、全国防犯協会連合会の推奨した優良防犯ブザー にもかかわらず、ハンダ付け不良等でブザーが作動しなくなっていた。(「子どもを守れるのか!!防犯ブザーの故障が多発!」国民生活センター2008年)
学校は保護者に対して、家庭で定期的に防犯ブザーを点検することを呼びかけています。しかし家庭で点検されると期待できるのでしょうか?試しに鳴らすには勇気?が必要です。押入れの布団の中に手を突っ込んで鳴らすと音は小さくなりますが、なかなか停止できません。簡単に停止できるようでは防犯ブザーとして問題です。
そこで、地域の障害者作業所との連携です。作業所に「減音ボックス」(両手を差し入れることができ、のぞき窓がついたクーラーボックスのような箱)を用意します。他には、ねじまわしとハンダなど。そして学校・市役所への次の提案です。
「防犯ブザー点検キャラバン隊」
①午前8時30分に小学校の1年1組に行きます。 子供達から防犯ブザーを集めます。これに番号札をつけます。 ②作業所に持ち帰り、減音ボックスで点検します。 電池切れや残量が少なくなっていれば、電池の交換をします。 簡単な修理もおこないます。修理不能であればメーカーに返品します。 予備の防犯ブザーも用意します。 ③午後3時に小学校に行って子供達に返します。 教師は「ちゃんと点検してもらいましたから、安心です」と説明します。 子供達は皆で障害者作業所の方々にお礼を言います。
翌日は1年2組です。一日1クラスで6年生まで順番に点検してゆきます。勿論、点検作業料は、市役所から障害者作業所に支払われます。
「ブザー音が恐い」「うるさい嫌な仕事」と思われないように「減音ボックス」で調整します。市内の小学校で配布される防犯ブザーは通常1機種ですから調整は簡単です。安心して点検できるようにします。
定期的に点検することで、子供達は防犯ブザーの大切さを認識します。そして障害者作業所は、地域の子供達の安全を守る「仕事の場」となります。近隣の小学校3校ぐらい担当すると障害者作業所は年中大忙しです。
(企画10) うつ病治療法
うつ病が日本の国民病になってきています。誰だって、うつ病になってしまいそうな社会です。この治療法を考えるのは、大学や製薬会社だけなのでしょうか。「薬を服用」して「朝日を浴びて散歩」とは違った治療法を提案します。
この治療法は、宮沢賢治の「注文の多い料理店」からヒントを得ました。
西洋料理になって食べられてしまうと気付いた 「二人はあんまり心を痛めたために、顔がまるでくしゃくしゃの紙屑のようになり、お互にその顔を見合せ、ぶるぶるふるえ、声もなく泣きました。」 「しかし、さっき一ぺん紙くずのようになった二人の顔だけは、東京に帰っても、お湯にはいっても、もうもとのとおりになおりませんでした。」
心を痛めると「顔がくしゃくしゃの紙くず」のようになり、「お湯に入っても元の通りに治らなかった」と宮沢賢治は言っています。
それであれば治療法は、 ① 熱い風呂に入って ② 両手の親指を口の中に入れ、ほっぺたを強く拡げ ③ 他の指で、ほっぺたをマッサージする
これで、くしゃくしゃの紙屑のような顔が、もとのとおりに治るはずです。心を痛めたときの治療法です。イライラした気分を沈静化し、ゆううつな気分を活性化します。
なにか便利な器具を考えて商品化すれば、大ヒット間違いなし・・と考えましたが、両手の指ほど機能的で便利な道具はなさそうです。
やまさき企画 net ショップ ( http://www.yamasaki-kikakku.jp/ ) にて弊社の開発商品を販売しています。「ほおづえ読書スタンド」「読書スタンドmini」「くっ靴ハンガー」 是非ご覧ください。
Copyright(c) 2009 Yamasaki Kikaku Japan
|